人口からみるタイの経済と不動産事情

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タイバンコク不動産

 

大阪の人口並みに増えつづけるバンコクの人口

不動産市況は、経済の動向と強くリンクしていることが多い。経済が好況のときは不動産がよく売れる事が多い。今回は、タイの人口動勢からタイ経済を見ていこうと思う。

タイの人口は、2016年時点で6,886万と、日本の人口1.27億人の約6割だ。タイ国内全体の人口は少し落ち着きをみせる一方で、首都バンコクの人口は830万人で、日本第二の都市、大阪の人口(883万人)より少ない。

国内の約12%の人口がバンコクに集まっており、バンコクの人口密度は高いといえる(日本でいえば東京の人口密度は全体の約10%程度だ)。その人口密度の高さゆえ、バンコクには外国人が購入できるコンドミニアムが多く建設されている。

 

停滞気味のタイの人口推移

世界銀行より

 

世界銀行のデータによると、タイの人口は、1980年の時点で約4,700万人であったのが、2016年には約6,800万人と、2,000万人ほど増加している。上記グラフでご覧いただけるように、人口増加率は2000年代に入ると低下し始め、2016年には0.3%まで低下している。ちなみに、ベトナムは1.1%、日本は -0.1%となっている。

 

原因は、出生率の低下。

世界銀行のデータより作成

世界銀行のデータより作成 1991年には、人口を維持するのに必要だとされている出生率2.08人を下回り、少子化が始まっている。2015年には、出生率は1.5人となり、ほぼ日本の出生率と同じ水準となった。タイの出生率低下の要因としては、過去に政府が行った人口抑制策や、日本と同様に進む晩婚化や未婚化などがあげられている。 この出生率は、人口構造にもダイレクトに影響しており、下記グラフのように先進国によく見られる「つぼ型」となっている。

 

2016のデータ。PopulationPyramid.netより

そうはいっても、働き盛りの世代が大部分

一般的に、アジアの発展途上国の経済成長では、生産年齢(15~64歳)人口増加による生産力の増大が、経済成長のメインエンジンとなっていると分析され、これを人口ボーナス期にあると表現する。国連の統計によれば、タイの生産年齢人口増加率は引き続きプラスであり、この意味では、まだタイは人口ボーナス期にあると言えるだろう。ちなみに、日本の生産年齢人口は2000年から低下が始まっている。

さらに言えば、上記人口構造のグラフによると、人口構造は確かに「つぼ型」ではあるが、その膨らんでいる部分は、まだまだ働き盛りである30代から50代前半までの世代となっているのが確認できるかと思う。これは、働き盛りである30代から50代前半までの世代がタイ人の中で一番多いということを示している。このことは、低所得者の比率が減ってきていて上位中間層や富裕層が増加していることからも確認出来る。

また、実際に経済が引き続き堅調に成長しているということもあり、タイでは内需が拡大し、住宅需要の増加をもたらすと見込まれている。 まだまだタイの不動産市況は明るいと言えるだろう。

特に、大阪に匹敵する人口を持つ、バンコクでは不動産への需要の増加を見越して、多くのコンドミニアムが建設中である。タイで不動産を購入するなら、バンコクが狙い目だ。

 


 

その他本記事に対しての質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。また、弊社運営の海外不動産専門ポータルサイトSEKAI propertyではタイ不動産をはじめマレーシア不動産、ベトナム不動産、カンボジア不動産の物件情報をご覧になることができるため、ぜひお越しください。

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